yukiuta235の日記

クソブログです。エロゲとアイドルと、ごく稀に読んだ本の話をするかもしれません。

ONE~輝く季節へ~

ONE 〜輝く季節へ〜 - アダルトPCゲーム - DMM.R18

 

見よ、この古臭い絵を>挨拶

何か昔、個人サイトを運営してた時期はこんな書き出しだったなあとか思い出したのでふとやってみました。この挨拶文の書き方自体も古いですね。こういうのを懐かしめる画面前のあんたももうおっさんだ。無理はするな。

98年に発売された、泣きゲーというジャンルを作り上げた一角を担う作品。その後、これを作り上げたスタッフの大半が独立し、Keyとして未だに最前線を走るブランドとして活躍してるのは有名な話。

ものすごーくシンプルに言うと、ヒロインと恋人関係になると、主人公が周りから存在を忘れられていき、最終的にどっかの世界に吹っ飛ばされ、無理やりその関係性を絶たれる。そしてEDで戻ってきて、チャンチャン、みたいな内容です。

今振り返ってみると、そんな丁寧に伏線張ってるわけでもないし、そもそもそのどっかの世界(ゲーム中では「えいえんのせかい」と称される)に対して、しっかりと書き込みがされてたわけでもないんですよね。それ故に、このえいえんのせかいに対して考察をしてる個人サイトなんて当時は、腐るほどあった。彼らは今、元気にしているのだろうか。

ついでに言えば昔のゲームだから、OPやEDにボーカルソングが付いてるわけでもないし、そもそも各ヒロインにボイスなんて付いてなかったわけですよ。で、見た通りの絵ですから、当時のゲームしたってお世辞にも褒められた絵ではなかった。

んじゃあ何がそんなに良かったかって言うと。

いやね、シンプルにその別れ際が切なすぎると申しますか。シナリオ一本での破壊力が凄まじかったと言いますか。冒頭で泣きゲーというジャンルを作り上げた一角を担ったと申し上げましたが、とにかくその別れ際が強すぎた。

思うにだけど、多分舞台装置としてえいえんのせかいというものを作っただけであり、正直書きたかったのは、ラストの別れ際と、戻ってくることを信じてるヒロインの姿だけだけじゃなかったのかなあと邪推したくなる。

なんというか、考察とかそういうのをしたくなるゲームが昨今多いし、僕もそういうゲームは好きなんだけど(現にサクラノ詩は大好物だし)、シンプルに泣かせに来るという愚直さ、まったくもって嫌いじゃない。

後この作品の好きなところは、幼馴染を攻略する際の選択肢のチョイスである。

この頃のエロゲって選択肢1個間違えるとバッドエンドで終わるってのが珍しい話じゃなかったんだけど、幼馴染を攻略する際は、「え、そっちなん?正解」っていう選択肢を選び続ける事によって無事にエンディングへたどり着くことができる。

これはやってもらえばわかるんだけど、しっかりと主人公の考え・思考が反映されてる結果であり、そう考えると正解なのだ。良く出来てるよなあと、今になっては納得できる。選択肢を選んでもその行動を取らないことで有名な、某ヘタレとは大違いだ。

シナリオ一本勝負だけでここまで持ってこれるのは正直すごいなと思う。いや、BGMも優秀なんだけど、この頃はまだそこまで目立たないと言いますか。ゲームやればガラッと印象も変わるんだけど。雨とか最高だよね。

 

何かもっと言いたいことがあった気もするけど、まあいいか、眠いし。思い出したら追記します。

そのシナリオの破壊力だけは未だに現代でもなんとかいけんじゃねえかなと思わせる名作、ONE~輝く季節へ~。暇なそこのあなたに是非オススメ。今みたいにすごい長い作品じゃないし。むしろ短いし。2880円の価値はありますよ、少なくとも。

初プレイで泣かされる√踏んだ時は、ちょっと私生活に影響出るくらい泣きましたからね。アイスとかたい焼きとかね。

 

次はー、うーん、なんだろ。この系統つながりで加奈を書いてもいいし、HNのゲームの話してもいいし。でもあれだよ?加奈について語りだすと長いぜ?僕。内容めっちゃシンプルなのに。