yukiuta235の日記

クソブログです。エロゲとアイドルと、ごく稀に読んだ本の話をするかもしれません。

痕〜きずあと〜

http://dlsoft.dmm.co.jp/detail/aquap_0008/

このゲームを語るとなると、色々言わなきゃいけないことがあるんですけど。どっから始めればいいかな。

今ではAQUAPLUSとして多角的な展開を見せてるけど、当時はこの作品を書いた高橋&水無月コンビの前作、雫がヒットを飛ばして、さあここからっていう時期だったLeaf。結果、これもヒット、その後To Heartの爆発的ヒットで、一大勢力となった時期に出た作品でしたね。そういう意味では真価が問われた作品ではあったんですけど。

市内で起きる猟奇殺人を追っかける話になるんですけど。先の読めないシリアスさと、柏木家のどこか温かな雰囲気がなんというか、異質さというか、独特の世界観を産んでたような気がします。

そもとして、前作雫で、ビジュアルノベルというジャンルを生み出し、その独特の異質さを放ってはいたんですけど。それを継承しつつ、少しばっかし薄めたのが上手いことハマったって言う言い方もできるのかもしれませんね。雫よりキャラクターを立ててるなっていう感じもありましたし。

世界観に引き込むというのか、キャラを覆い隠すように文章が画面に全体にぶわーっと出て来るってのは当時斬新で、それが余計ハマったんだろうな、とか思いますね。そういう意味では高橋龍也が上手かったんだろうな、とか。

後は何でしょうね、柏木4姉妹がメインというか、彼女達しか攻略できないんですけど。結局総括すると、4姉妹を順番に、ほぼ1本道で(バッドエンド含め)見せられるっていうゲーム性なんですけど、それで謎が解けていくっていう本当にノベルスみたいになってるのが、この作品の魅力なんでしょうね。

かと言ってさっきも書いたけど、キャラクターをおざなりにしてるわけでもなくて、そこがよくできてるんでしょうなあ。実際この作品の1番人気は、最初に攻略することになる長女だったはず。わたくしは恐らく、この長女のせいでナイチチ属性に一時期目覚めてたと思いますよ。貧乳で何が悪い。


えー、後はあれですかね。できすぎの話とかもした方がいいんですかね。いっか、これもすると長くなるし。本編とはちょっと離れるし。「痕 できすぎ」でググってください。

僕がプレイしたのは1番最初の作品なんで、リメイク版に関してはよくわかんないんですよね。今は多分リメイク版しか手に入らないし、そもそも初代は今のPCじゃ動かんのでしょうね。時代を感じますね。


高橋龍也でピンと来た方もいるかもしれませんが、その後この方はLeafを退社、現在はアニメの脚本家として活躍しています。そう、アイマスとかね。

だから僕はたまに気になるアニメをチェックする際には、「高橋龍也おるなら大外れせんやろ」と思って見てます。この頃からの信頼感が半端じゃないですね。


えー、なんか歴史語りみたいになっちゃいましたけど、シリアス・ミステリー感溢れる作風と、キャラクターの立ち方が見事にバランスの取れているかつての名作であることは間違いないです。リメイクしたらバランス崩れたっていう噂を聞いたり聞かなかったりしますけど。そこは皆さんで確認してください。僕は高橋龍也の抜けた痕にあまり興味がないので。


相変わらずあてにならない次回予告でしたね。

後あけおめ。