WhiteAlbum2
http://leaf.aquaplus.jp/product/wa2cc/
えー、気づいたらね。小木曽雪菜さん誕生日ということでね。
ついでに完全版的立ち位置が発売されるってことでね。はなししておきますか。
今や冴えない彼女の育て方で一大ムーブメントを巻き起こした、丸戸史明先生の(現状)エロゲ業界の最新作になります。長年1位を走り続けてきたYU-NOをかわして、エロスケで1位になったことでも話題になりましたね。
この作品自体も、氏がデビュー前から温めたことでも話題になりましたね。
作品自体の概要は、主人公がクソ真面目なゆえに、友情と信じ込んでいたものがなし崩し的に崩れ去り、歪な三角関係が出来上がっていくという内容。
なんというか、冴えない彼女もそうなんですけど、基本的にこの人って、「あなたが思う世界より、少しだけ優しい」というのがコンセプトとして構成されてた節があるんですけど(この辺はパルフェやらこんにゃくやらで改めて紹介したいですね)、その中で三角関係というどろどろした世界観をどう描くかってのがかなりの着目点であるんですけど。
いやなんて言うんですか、c.c.は非常に泥ついてますよ。ひどいですよ。見てて胃が痛くなりますよ。どうやって彼女たちが傷続けてきたのかを嫌というほど見せつけられますからね。
で、codaでもれなく殺されます。無事殺された後、どのような形でエンディングを迎えるのかに関しては、どうせ新作も出るし、是非ともプレイして欲しいなあと。
雪菜か、かずさか。間違いなくあなたは選択を迫られます。そこであなたが誰を選択するのかは自由ですし、誰のエンディングに納得するのかも自由ですよ。
でも雪菜に関しては丸戸史明というシナリオライターの真骨頂だと思いますし、かずさはかずさで新たな境地を切り開いたという意味では、かつての丸戸好きのイメージを覆しつつも、なんとなく納得させられるというか、三角関係らしいエンディングをしっかりとやってくれてるのはいいなあ、と思わせてくれる。エロゲ界屈指の作品なのは間違いないです。
とにかく、まーすれ違いますよ。すれ違いすぎて「あーもう!」とかを通り越して、胃をキリキリさせることは間違いないです。
で、三角関係以外のキャラクターもc.c.で登場するんですけど、彼女たちは彼女たちで掘りがいのあるヒロインが揃ってますし、それはそれで堪能して欲しいなあとか。
c.c.の世界観には前運営してたblogでちょっと突っ込んだ内容を踏み込んでるので、興味あればちと読んでみてもいいかもしれません。
http://blog.livedoor.jp/midori30/archives/1761515.html
共通√辺までは割と参考になると思います。多分ですけど。やり直すともうすこし違う観点がみえてくるかなという気もしています。もう胃が痛くなるのやなんで、相当なことがない限りはやり直さないと思いますけど。
いいゲームだとは思うんですけど、なんだろう、エロゲをやってきた人がやってみるのと、これでエロゲをほぼ初めて触れるって人とで、感想って違ってくるような気がしています。
ただ、最終的に得られる読了感と、音楽のマッチングに関してはかなりの完成度と言って申し分ないでしょう。雪菜に当ててくる曲が、明らかに悪意があると申しますか、趣味が悪いと申しますが、実にゲロゲロとさせてくれますよ。
正直長いんですけど、それを感じさせないシナリオの構成力なんかは、さすがだなあと思わせてくれる見事な仕上がりです。冬に是非ともやってほしいですね。
あ、ボクはちなみにかずさ派ですが、それ以上に麻里さんが好きです。現場からは以上です。丸戸はダメなお姉ちゃん書かせたら世界一だと何度言えばわかるんだコラァ。
ヘタレつながりで君望とかマブラヴとか書きたいですかね。マブラヴなんかは当時の期待度とか、今思うこととかもないわけじゃないんで。