yukiuta235の日記

クソブログです。エロゲとアイドルと、ごく稀に読んだ本の話をするかもしれません。

なないろリンカネーション

http://dlsoft.dmm.co.jp/detail/silkysall_0001/

昨日skypeでリクエストをいただきましたので。

んー、なんかちらっと、昔からの〜みたいなことを言ってたので、エルフの話しますか。いや、どっから話せばいいんだ。

その昔、西のアリスソフト、東のエルフと呼ばれるほどバカ売れしていたメーカーなんですね、エルフってそもそも。確か自社ビル持ってたし。

エロゲにゲーム性やストーリー性、好感度のシステムを持ち込むなど、そりゃ斬新なゲームデザインで当時のエロゲーマーを飲み込んでいったんですよ。今では当たり前になってますけど、そういう意味では今のエロゲの礎を築いたメーカー

でした。

他社がこういったシステムを採用し出すとエルフは置いていかれます。スタッフの離脱もありましたし、過去に囚われすぎたというのも正しいんでしょう。

そしてスタッフは抜けていき、今は無事に無期限活動停止になってしまったわけです。

もっと隆盛期の話とか、どうして右肩下がりに堕ちていったのかとか話したいことあるんですけど、さすがに本題に戻ります。


さて、そんなエルフ&別ブランドのシルキーズから独立して作り上げたデビュー作がこれでした。そういう経緯がありますから、結構鳴り物入りのデビュー作ではありました。僕もなんとなーくは話に聞いてて、体験版触ったんですよ。

そしたらまぁー、なんなんですかねあの世界観。急に自らをロリババァと名乗る座敷わらしに始まり、そこから「お勤め」と呼ばれる、街に漂う霊を自らが使役する鬼と一緒に供養させてあげるってのがあらすじです。

一見するとホラー物なのかなって印象だと思うんですけど、この世にはびこる悪霊を退治して〜みたいなんじゃなくて、あくまでも話を聞いてあげて、自ら納得して成仏してもらうってのがメインなので、見た目のあらすじに相反して実にハートフルな作品です。笑えるし。

で、この鬼ってのが、主人の精液を欲しがるっていうのがまたありまして。ハートフルなくせにエロシーンも多いです。なかなか実用性もありますし。エロゲはエロくないとね、うんうん。

んで、あんま言うとネタバレになっちゃうと思うんですけど、この作品を一言で表してと言われると、エロゲーマーにしかわからないような例えでこういうことにしてます。

「家族計画ともしも明日が晴れならばを足して2で割った感じ」

実にハートフルで、笑えて、でも最後にちょっとグッと来たりして。近年では珍しく、そこまで長い作品でもないです。

後はラストが作り上しょうがないんですが、ちょっと似たり寄ったりにはなってしまってるのが「惜しい」って感じですかね。

ただ1人終わると、箱の絵がどうしてああいう構図になってるのかとかも合点が行きますし、作りとしては実に丁寧です。是非ともやっていただきたい作品の一つですね。

あと言い忘れてました。ちゃんと人間ともSEXします。普通に可愛いです。というかかわしまりのいる時点で僕の中じゃ勝ちです。


もう次回予告とかしなくていいんじゃないか。


2018.6.4追記

この週末でやり直してみました。それくらいサクッとできる作品ですね。長さ的に。

かわしまりのの時点でやはり僕の中で勝訴してるんですが、なんだ、ワンシーンだけグロもあったわ。お兄さんすっかり忘れてた。いやまあ、それも思い返してみるとほぼ全ての伏線の回収シーンだし、それ以上のやられた感が勝るのかなあ。

やっぱでも「誰か居てくれるっていいな」ってなれますよ。今市場でどれくらいの取引になってるかは知りませんが、その辺のクソゲー掴むぐらいなら短いしオススメしたい。初めての人にもいいんじゃないかな。