yukiuta235の日記

クソブログです。エロゲとアイドルと、ごく稀に読んだ本の話をするかもしれません。

はつゆきさくら

http://dlsoft.dmm.co.jp/detail/vsat_0158/

みんな大好きSAGA PLANETS

というより、本来やっちゃいけない年齢の子に支持されてるような気もしますが、どうなんでしょう。コンシューマでも出てるからね、しょうがないね。

ということで、新島夕サガプラ最後の作品となった、はつゆきさくらの話でもしようと、今日もココイチでカレー食いながら思いつきました。なんなんでしょうかココイチ。謎のブログ欲が湧いて来ます。

元々陵辱系の激しめな作品を書いていたサガプラでしたが、新島先生が入ったあたりから、一気に今の路線にシフトしましたね。かつてはTAMAMI先生が書いていたり、I've電波ソングの金字塔とも言える恋愛CHU!を出してたりと、意外と歴史は長いんですよ。面白いね。

さて、そんな中で新島先生が人気を博したのが、四季シリーズ。ナツユメナギサなんかはかなりの人気作でしたね。ナツユメナギサの話もそのうちしたいな。そのうちだけど。

んで、その最終に当たるのが、はつゆきさくらです。まず、キャッチコピーがベタですが秀逸です。

「初雪から桜まで、卒業おめでとう」

いいじゃないですか。この一文だけでグイーッと寄せられますよ。さぞかしそういう感動系で攻めて来るんだろうなって思ってプレイすると、いー感じにぶっくら返されます。元々新島先生はそこそこの鬱要素をぶち込んで来る方ですから、そこは察しないといけませんよ皆さん。

このゲームの根幹を担うのは、「復讐」と「卒業」。ただこの「復讐」という根幹が、ゲームをやっていくうちに違和感へと変化していく。

こいつのしたい「復讐」って何?っていう具合に。

それが昇華され、「卒業」、はたまた「応援」へと変貌を遂げていく展開の美しさは素晴らしい。最終的に色んなものから卒業して行く彼らの姿を、暖かく見守ってほしいなあと。


ナツユメナギサもそうなんですが、このはつゆきさくらも、キャッチコピーとタイトルが全てを物語っているっていうのが、またひとつの物語として大変美しい。そういう意味で、新島先生の構成力ってのはかなりのものだなあと思います。

ひとつのルートだけで評価されてしまいがちな側面を、エロゲというのは持ち合わせているような気がしますが、彼に関しては違う。各ルートに散りばめられた違和感が最終的に昇華されていく様は、「ああ、やってよかった」という圧倒的な読了感をもたらしてくれるはずです。

まだ市場ではそこそこの値段で推移してるようですが、これも是非やっていただきたい一本ですね。ただ難点を挙げるとすれば、基本的にすぐバニッシュされちゃうところですかね。やればわかる。


KOTOKOだったり、fripsideだったりってのも人気の一翼を担ってるような気がします。実際前知識なしでゲームを始めた僕は、fripsideの曲とOPムービーで、

「え、そういう話なん?」

という感想を持ったのをよく覚えてます。いや、新島先生がそんな一筋縄の話書くわきゃなかったんですけどね、冷静に考えたら。


小坂井綾俺のな。


次?知らん