yukiuta235の日記

クソブログです。エロゲとアイドルと、ごく稀に読んだ本の話をするかもしれません。

22/7計算中視聴者に今だから薦めたい坂道の箱番組たちと検算中に向けての心持ち。

22/7はポニーテールは振り向かせないが好きですね。エロゲっぽいので。

書こうと思ってたらまた新年を迎えていました。あけましておめでとうございました。ゆきうたです。

 

秋ごろだったでしょうか。秋ごろだったでしょうか?ヒョロワーにすげえ22/7好きな人いるんですけど、それに感化されて僕も計算中見始めたんですよ。

これが結構面白くてですね、どうしても技術的に難しい所までバラエティに昇華してるところがたくましいなぁとか、なんとか食らいついてる声優さんたちも大変だなあとか思いながら見てたんですけど、12月末に22/7 検算中ということでリニューアルし、中の人が画面に映る形で放映されることが発表されました。

中の人のキャラクター性がよりフィーチャーされるという点ではより親近感が湧くのかなあとか、技術的にあれをやり続けるにはお金が必要だったから、そこを削減する意味も多少なりともあるのかなあとかは考えたんです。

でもやっぱり心配なのは、その方向性の舵切が既存のファンにどのような作用を及ぼすのかです。僕個人としても、この中の人が実際に動かす2次元キャラという、今だからできる技術力と、今までにあったアイドル番組がどのような化学反応が起きるのかな、という見方をしていたので、2次元分が薄まったことによりどのような変化が生まれるのか、僕自身はどっちかというとファンが離れてしまう可能性もあるのかなと考えました。

なので、今回は同じ秋元康プロデュースアイドルで、同じく箱番組を持っている(もちろん3次元)の坂道アイドルたちの番組を毎週見ている僕が、それぞれの番組を紹介しつつ、検算中をどう見ればいいのかについて、傾向と対策を考えていきたいなと思います。

 

問題は検算中がBSイレブンにも放映があるので全国で見られる点に対して、坂道の番組は見るエリアが限られているところですかね…。結局坂道の布教には繋がらないっていう。ただあくまでも、検算中の今後の見方の参考になればいいんで、布教とはまた別箇の話なんでいいんですけど。

そもそもとして、坂道の箱番組と22/7に共通点があるのは、秋元康以外に、制作会社。

ケイマックスという会社で、おじさんたちからするとウリナリや内P、電波少年など、つい目を細めてしまう番組名が並びます。その当時のゴリゴリのバラエティ番組を制作してきた会社です。その点を踏まえつつ、各箱番組の比較もしていくと結構面白く見られると思います。

 

・乃木坂工事中

前番組、「乃木坂って、どこ?」から考えると10年以上やってる計算になるので、初期からメンバーがどこで何やればいいのかをほぼ完璧に把握しているのが、この番組の強みだと思います。MCもバナナマンが長くやっているので、初期メンバーをどういじればいいのか、最近入ってきたメンバーもどう扱えばいいのかを、年頃の女の子たちを10年以上いじり倒してるだけあって緩急自在。

アイドルらしさを保ちながらバナナマンと乃木坂自体の信頼関係が出来上がってる点では、バラエティとしても安定感が抜群です。かわいいから面白いまでこなすオールマイティーさがウリと言ってもいいでしょう。

一方でキャラクター性を把握してないと時々置いて行かれる場合のもあるので、視聴を始める際には何週か見てから本格的に楽しむことができると思います。最初はバナナマンの設楽のドSなところが出ちゃうシーンと、優しい同意怪物おじさん日村が温かく見守っている視点から楽しむと入りやすいと思います。後は大体飛鳥ちゃんが何とかしてくれることが多い印象です。

個人的に一番好きな回は、内輪モノマネ大賞でしょうか。これも各メンバーのキャラクターを把握してからの楽しみ方にはなるので、まずはある程度見てみてからというのがやはり正しい気がします。

 

・そこ曲がったら、櫻坂?

欅坂から箱番組を持ってから5年くらいは経つかと思うんですが、あまりバラエティしていないのがこの番組の特徴でした。なんというか、企画はやるんですけど、各推しの顔を確認して「顔がいい」って振り返るみたいな。スポットが当たるメンバーとそれ以外がくっきり分かれてる番組で、この番組だけ見てると各メンバーの個性がわかりづらい、ぼんやりとしている感じの番組でした。特にこの番組に前のめりに参加していたメンバーが卒業してしまってからは、顕著になってしまったようにも思えます。

そもそも欅坂というグループ自体の売れていく経緯が乃木坂や日向坂と違い、いきなり売れてしまったが故に彼女たちもなかなか追いつけなかったのかなあというところや、グループ自体のイメージもかわいいを前面に出すような売り方してなかったしなあという振り返りも今ならできますが、一番とっつきにくい番組だった印象はぬぐえません。初回から見てる僕からすれば全く問題ないんですけどね(謎のマウンティング)

ただあくまでも、だった、という話です。

番組がリニューアルしてからは。欅坂のイメージをガラッと変えようとまでは言いませんが、もう少しバラエティ寄りに舵を切ったような気がします。各キャラクターが引き立つように製作者側も、出演者側も努力してるんだろうなとは見えるようになってきました。ようやくとっつきやすくなったとでも言えばいいんでしょうか。

個人的には坂道シリーズで今一番入りやすい番組なのかなと思っています。欅坂という家から必死に櫻坂という家に引越ししてる彼女たちを応援できる番組構成になってるような気がします。諸氏、櫻坂を推すなら今かもしれぬぞ。

おススメ回は、櫻坂46三つ巴バトルですかね。元々1期の中心メンバーだった子たちが率先して場を盛り上げつつ、2期の子たちが必死に食らいつきながらバラエティとして昇華しようとしてる感じがいいかなあと。後普通に面白い。

 

・日向坂で会いましょう

面白いに振りすぎてしまって、「君ら本当にアイドル?」ということもしばしばある番組。

ここも元々けやき坂46ひらがなけやき)というグループから端を発している、坂道内では一番苦労が多いグループが故に、「隙あらば」というメンバーの貪欲さが、他の2番組より強いのかもしれません。

各個人の対応力もさることながら、団体でまとまって一つの流れを生み出すのも上手く、この辺はMCのオードリーがガッツリ仕込んでやった感じがします。笑うという点では他2番組よりアタマ一つ抜けてると思います。

各メンバーのかわいさを放り込みつつ、流れを各メンバーが作って、各メンバーで面白いに昇華してしまう団結力というのが、この番組の最大の魅力だと思います。他2番組はMCがしっかりと手綱を握ってバラエティに仕上げてる感じがしますが、たまにMCの手を離れて転がっていく感じが魅力の一つでもあると思います。

個人的には一番おススメしたい番組ではあるんですが(先述したケイマックスの個性も一番出てると思います)、流れをつかめていないこれから見るという層が、ぱっと見で世界観に入っていけるかどうかは、僕はもうよくわかっていません。いや、面白いは面白いですし各メンバーも随所で光るので、入れるは入れるんですけど、一連の流れを理解しないとという点では、乃木坂工事中よりハードルが高いかもしれません。たまにオードリーが手綱を放したときはなおさら。

おススメはバーベキュー回でしょうか。メンバーの面白さと、団体芸の面白さ、ケイマックスの悪ふざけ感が詰まっている素晴らしい回だと思います。個人的にはひらがな推し時代の3分クッキングリレーがめっちゃ好きなんですけど、苦手な人は苦手なのかもしれません。

 

 

さて、検算中の傾向と対策です。

各坂道番組ともにリニューアルしており、そこでガラッとイメージを変えた番組もあれば、流れをそのまま踏襲して作っている番組もあります。

あくまでも各グループに所属するメンバーの個性にもよりますが、検算中をどう見るかという点においては、恐らくそこ曲がったら、櫻坂?のようなシフトをしていくと思われます。

計算中内でそれなりにキャラクターのイメージを作ることに成功してはいると思うので、アニメキャラクターを中の人がどうやってより確立し、その動きをバラエティとして昇華していくのかが見どころだと思います。

日向坂で会いましょうでは、メンバーに対するスタッフやMC側からの無茶ぶりに対しても、日向坂側が何とかしてしまうので成り立っている感じがしますが、22/7メンバーがそこまでやれるのかというと、そこまで振り切れているとも思えません(そもそも声優志望で入ってきてる方々なので、自分がメインに立ってバラエティをやるという想定もあまりしてないと思いますし)。

という点で見ると、個々人のマンパワーによる面白さを期待するのはなかなか難しく、企画に則った流れの中で、いかに確立した、もしくはこれから中の人色が強くなることで生み出されるであろうキャラクターで、どのように対応するのかという観点で見るというのが、正しい見方になると思います。

ただやはり、2次元と3次元が上手い具合に混ざり合っていた今までのコンセプトとは違う方向へ舵を切ったこともあり、あくまでもアニメのアイドルとして昇華してきた人にはなかなか難しい対応を迫られることにはなると思います。

恐らくそれは中の人たちも一緒だと思うので、声優アイドルとしての存在が色濃くなる中で、自らのキャラクター性とアニメキャラのキャラクター性をどうバランス取って番組内で披露するのかというのが当面の焦点になりそうです。

箱の中で新たになっていく彼女たちの成長を優しく見守る、という視点が今22/7好きに求められているものなのかもしれません。そういう意味で、今新たになろうとしてる櫻坂みたいな感じかなとか思いました。

 

至って無難な文章に落ち着いてしまったことは反省しています。