yukiuta235の日記

クソブログです。エロゲとアイドルと、ごく稀に読んだ本の話をするかもしれません。

冬馬かずさ概論

ね、たまにはね、エロゲの作品以外の話もしたいなって思いましてね。

エロゲのキャラクターにスポットライトを当てたいと思います。実際問題好きなキャラについて話してもいいかなって思うんですけど、そうするとそれ散るの八重樫つばさとかになりますから。もうどうやって話したらいいのかわかんないのと、古すぎてどうすればいいんですか的なところがありますんで、もう少し触りやすいキャラクターに関して掘り下げてみましょうか、みたいな。

単純に今朝、仕事前に職場のトイレでうんこしてたら、「あ、冬馬かずさの話したいな」って思っただけなんですけど。最高じゃん冬馬かずさ。

 

って下書きが今年の2月に保存されていました。当時の僕は何を伝えたかったんでしょう。っていうか別に八重樫つばさについて話してもいいじゃん。いっくらでも考察の余地あるじゃん彼女。伝えたところで今さら体感するのが難しいっていうポイントは残ってしまいますけど。

せっかくなので冬馬かずさの話をしてみたいと思います。当時感じてたものとは何か違うものになってるような気もしますけど。

あー、シナリオの全貌に触れるわけではありませんが、話の核には多少触れるかもしれません。キャラクターの説明するんだからそりゃ何の説明もなしには無理だと思うんですよ。

 

エロゲに限らずですが、キャラクターというのは何かとわかりやすいフレーズを付けていくと伝わりやすいですし、それに惹かれる人も多いんだと思います。「この属性好き」みたいな。

冬馬かずさを当てはめるのだとすれば「ツンデレ」なんでしょう。なんかもうツンデレって使うのちょっと恥ずかしいですけど。こんな普通の人に記号化しづらいものを無闇に流行らせちゃいけないと思いますよ、僕は。ただ普段ツンツンで2人きりになったふとした瞬間にデレデレすれば出来るってもんじゃねえんだってことですよ。

ツンデレ」にはそうなる「過程」が大事だっていう話をしたいんですよ、今の僕は。多分かつての僕はもっと違うことを言いたかったような気がします。WHITE ALBUMの時期になったらまた思い出します、多分。

ツンデレの始祖とも言われる『君が望む永遠大空寺あゆは、所謂財閥の娘という設定から世間に対する現実感のなさと、それでも育っている部分のアンビバレントから生まれたんだと思います確か。もうこの辺はやり直さないとしっかりとは思い出せないよ、おっさんだから。

思い出したので追記。

上記もあるんですけど、そのカテゴライズからなんとなく敬遠されがちだったあゆが、孝之とは言い合いができる仲だったがゆえに口が悪く、その関係性を築いているがゆえに孝之が突き崩せたという側面を踏まえて、あの境地に至ったというわけですね。やっぱり大空寺あゆ最高だわ。

この関係性から突き崩す感じはフルリニューアルの君いた、みちるシナリオにも見られる側面ですね。みちるの解説は多分やってるので端折ります。

ツンデレ大全にもその名を刻んだ、エロゲツンデレ界のエース『パルフェ花鳥玲愛は、突然天才肌の義理の姉が出来てしまい、自らの長所である努力家な部分がなかなかわかってもらえなくなったが故に、それを見せないが如く(義姉みたいにとも言えるでしょうか)振る舞い、努力家な部分を認めてくれる人に、安心して身を預けていく様が最高にCoolなわけです。本人はあまり感じたことのなかった「愛情」という感情にも不意を打たれてる感じもありますね。後は姉への劣等感みたいなのも入り混じってましたね。

ここまで言えばわかりますね。繰り返しますが、「過程」が大事なんです。アンビバレントになるにはしっかりとした裏付けが必要で、だからこそ最高に愛おしくなるんです。

 

我ながら花鳥玲愛という、同じライター(パルフェWHITE ALBUM2共に丸戸史明氏担当)を例に挙げてしまうのはナンセンスだと思いますが、そこは許してください。はぴねす!の杏璃あたりを挙げればよかったんでしょうか。その辺は気が利かなくて申し訳ない。

 

話を戻しますが、冬馬かずさは母親の愛情というやつを、身を以て感じたことがなかったというのが大きな要因になるんだと思います。ましてや美人なルックスもありますし、ピアノを弾かせれば一級品だし。

彼女はピアノと向き合うことしか知らなかったわけです。ピアノがより上手くなれば母親も認めてくれるかもしれない、多分そういう側面もあったんでしょう。それが孤高であるが如くの振る舞いをさせてたわけです。春樹に出会うまでは。いわゆるツン期ってやつですか。言っててやだわツン期って単語。

北原春樹のすごいところは、その孤高なフリをしている冬馬かずさを好きになり、彼女を知れば知るほどその孤高感と、内面にあると本人が思っていたであろう素直な部分をなんとか引っ張り出してやりたいという思いから好きになるところですよね。文章にしてみると改めて、何考えてんだかわかんないですねコイツ。

で、ピアノを弾かない自分でも受け入れてくれる春樹に戸惑いながらも、何となく構ってくれるのが嬉しくて、徐々にその孤高の仮面を剥がされていく冬馬かずさですよ。ここに美しいまでの二面性が見えてきましたね。

で、母親に伝えたかったであろう不器用な愛情表現が春樹に通じて無事に籠絡されるんですけど、こう解説してみますと、やはりこの子はアレですね。確かにツンデレという側面もあるにはありますけど、やっぱり

犬ですね。

ここまでの解説を一気にまとめるなら、構ってもらえなかった子が、なんか面倒見てくれる子に出会ってそいつに尻尾振ったってだけですよ。その振り幅がデカすぎるっていう話ですからね。犬可愛いですね。新たな用語を生み出しましたよ、犬可愛い。皆さんも積極的に使ってください。

 

ざっとですがこんなもんでしょうか。冬馬かずさはやっぱ犬だったって思ってもらえれば万事OKですね。シナリオやらなくても。いややれよ。アニメでclosing3話で流れた時に「やりやがったなコイツ」ってなれますから。

というかですよ、多分解説しがいのあるのは、小木曽雪菜の方だと思うんですけど。あれほど解釈の分かれるキャラクターもなかなかいないと思うんですよ。なんでかずさ書きたかったんですかね。かずさのほうが好きだからなのと、多分キャラクターをちゃんと文章にして書いたことなかったから、直球なのを手始めに書いてみようと思ったんですかね。わかんないです。

 

僕が使うスマホなら大空寺あゆ花鳥玲愛ぐらい一発変換せーや